Discover Japan 2020年5月号 (発売日2020年04月06日)

2020年4月6日発売 / エイ出版社
紙版 : ¥1100

2020年5月号 (発売日2020年04月06日) 内容紹介


2020年5月号は、ニッポンの「食」に注目!
家の中で過ごす時間が増えているこの時期に、暮らしがより愉しくなる一冊となっています。

南北に国土が長く、海に囲まれ、四季がある日本には豊かな食文化があります。「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界にもその存在が知られました。いまや日本の食は、美味しく健康的である、と世界からも注目されています。

たとえば日本人のソウルフードである米。
「お米には神様が宿っているよ」と言われた記憶があるのではないでしょうか? 昨年行われた大嘗祭は天皇一代に一度の新嘗祭。新嘗祭では特別に育てられた米を神様に捧げます。このように身近なところから国レベルの祭事においても、自然への畏敬の念を日本人はDNAとしてもっているのです
また、地域によっての多様な料理や食習慣を生み出してきました。西と東での出汁の違いや、お雑煮の地方によっての多様性にも、さまざまな風土があるゆえです。
そして、流通が向上し豊かな食文化が花開いた江戸時代。
当時人口世界一であった江戸では、江戸版ミシュランガイドもあるほどでした。また、開国後も西洋の食文化の美味しいところを取り入れて日本に合うようにアレンジ。いまや国民食ともいえるカレーライスやラーメンを生み出しました。こういった人々の食への柔軟な探求心が、日本の食を豊かにしてきたのです。

国立科学博物館で「和食~日本の自然、人々の知恵~」がテーマの特別展が開催(新型コロナウィルス対策のため開幕日未定~6月14日)、六本木ヒルズ森アーツセンターギャラリー「おいしい浮世絵展~北斎 広重 国芳たちが描いた江戸の味わい~(4月17日~6月7日)」 など、日本の食への関心は高まっています。

日本人は何を食べてきたのか?
日本の食を知ることは日本を知ること、そして未来を考えることにつながるはずです。

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