Esquire FALL 2018

2018年9月22日発売 / ハースト婦人画報社
紙版 : ¥1200

FALL 2018 内容紹介


●Time Will Tell 時を経て、磨かれる
紳士階級の男性たちに受け継がれる価値観のひとつに、
「手に入れた時が最高、ではない」というのがある。
時の経過に耐えうる一流品を手に入れることは当然であるが、
手に入れた瞬間から、彼らとモノとの関係が始まる。手入れや修理を繰り返し、
人生の節目や喜怒哀楽の瞬間を共にし、愛着をもって使い続ける。
その結果、モノは時とともにヴィンテージ感を増し、取り換えのきかない、
唯一無二の美しさを帯びていくのである。


●The Eternal Suit スーツの男は美しい
長い時を経てもその基本の形が保たれ、タイムレスな服装の代表格であるスーツ。
日本においてはビジネスマンが着用するいわば制服のように思われているが、
スーツの全盛期である1920年代には普段の“お洒落着”として捉えられていた。
時を超越してスーツはいま、プライベートでこそ美しく男を見せ、その存在感を放つのだ。


●Attraction of Diamonds ダイヤモンド時計は男をも魅了する
いま、女性のためのみならず、男性のためのダイヤモンドウオッチに
熱い視線が注がれている。“時計”という制約の中で施される
ダイヤモンドセッティングだからこそのぞき見ることのできる、
職人たちの技術への探求―珠玉の輝きを生み出すための奥深きクラフツマンシップの
世界に魅せられる。


●Aesthetics of KINTSUGI 金継ぎという美学
バラバラに割れた焼き物さえも巧みに継ぎ合わせ、その傷跡を愛でる再生技術、“金継ぎ”。
いにしえより茶人や古美術蒐集家の間で受け継がれてきた伝統的な修理に、
今、新しいムーブメントが起きている。継ぎを生かすアートとして、
また直すことで得られる心理的効果にも着目。海外でも話題の金継ぎ、その時空を超えた魅力とは?


●BBB GRAND TOUR
著名人も愛したパリ至高のホテル/ジョン&ヨーコが「ベッド・イン」した
メモリアルホテル/古代ローマのテルマエ風温泉に身を浸す至福/
中国二大都市の新ランドマークを巡る/大自然に触れるハワイ島/
ビジネスリーダーが求めるのは「自分を高める旅」


●フェラーリ創成期――光と影が紡ぐ伝説
フェラーリが誇る栄光の歴史は、エンツォ・フェラーリが
頭の中に描いていたイメージから始まる。1947年の創業から現在に至るまで、
宣伝費を1リラも出さずにフェラーリを、世界的ラグジュアリーブランドに仕立てた男だ。
1950年代から60年代にかけて、同社は黄金期を迎えていた。
執拗なまでに勝利を求めるエンツォのもとに集まったドライバーたちは、
レースに勝つためなら命を懸けた。死と栄光は、常に隣り合わせにあったのだ。

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