MODEetMODE(モードェモード) No.366

2014年2月21日発売 / モードェモード社
紙版 : ¥1440

No.366 内容紹介

モードェモード 春号(No.366)
14春夏パリ・オートクチュール・コレクション号、好評発売中!

モードェモード春号では、1月の4週目にパリで開催された14春夏オートクチュールの模様を中心に、プレ・フォール・コレクション、SIHH(ジュネーブサロン)など、ラグジュアリーブランドから発信された最新コレクションをお伝えしています。

まず、巻頭を飾るオートクチュール特集では、シャネルやヴァレンティノ、ジャンポール・ゴルチエをはじめとするトップ7メゾンがランウェイで披露した華麗な世界を、全作品にわたってたっぷりご紹介しています。

今秋のおしゃれを先駆けるプレ・フォール・コレクションのコーナーには、ランバンやアクネ、ステラ・マッカートニーが登場。ジュネーブでエクスクルーシブに行われた高級時計の新作発表会SIHHリポートには、カルティエ、ピアジェ、ヴァンクリーフ&アーペルの御三家による新作時計情報が。

また、6月に東京で開催される「バレエ・リュス展」の特集記事や、ジャンポール・ゴルチエのクリエーションの軌跡をたどる特別企画ページも。モードファン必見の一冊です。
                    


最新号の主なコンテンツ:
(表紙:シャネル)

◆14春夏パリ・オートクチュール・コレクション

今季のオートクチュール・コレクションでは「スポーティ」「バタフライ」といったトレンドが浮上し、春夏らしい軽やかさが加わりました。
「シャネル」と「ディオール」は、伝統的な職人技で仕立てたスーツやドレスに、豪華な刺繍入りのスニーカーを合わせ、スポーティに、若々しく、カジュアルな気分で未来のオートクチュールの在り方を問いました。
「ゴルチエ・パリ」は、バタフライ(アゲハ蝶)のフォルムと鮮やかな色使いに、フレンチカンカンに代表されるパリのエスプリをプラスして、個性あふれる艶やかなスタイルを創出。
ローマ歌劇場と2度目のコラボを果たした「ヴァレンティノ」のコレクションにも、名作オペラ<蝶々夫人>のイメージで、バタフライを羽根の刺繍で再現したイヴニングケープが登場しました。
ミラノから参加の「アルマーニ・プリヴェ」は<ワン・ナイト・オンリー>と題したスペシャルイベントを実施。通常のコレクションショーに続いて、アーカイブ作品による展覧会、イタリアンディナーと、豪華VIPを迎えて夢のひとときを提供しました。
若手の代表格「ヴィクター&ロルフ」は、デザイナーたちの拠点であるオランダのアムステルダムから、オランダ国立バレエ団の女性ダンサーたちを今季のモデルに起用。プロのバレリーナたちが、その鍛えられた身体に美しい身のこなしで、レオタードをイメージした新作のミニドレスにトゥシューズを履いて、ランウェイをパ・ド・ブレしながら登場しました。


◆14-15秋冬プレ・コレクション

このコーナーでは、通常プレ・フォールと呼ばれる、この秋に向け6月ごろから店頭販売が始まる各ブランドのプレ・コレクションをご紹介しています。シック&スポーティでエレガントな「ランバン」、70年代調のボヘミアンなムードをラグジュアリーに表現した「ヴァレンティノ」、ラフ・シモンズのシュールでテクノなアイディアが冴える「ディオール」、エスニックを見事なプリーツテクニックで披露したリカルド・ティッシの「ジバンシィ」、また「ワンダ・ナイロン」などアップカミングなデザイナーの新作も注目です。


◆シャネル・メティエダール・コレクション<パリ‐ダラス>

パリの伝統的なオートクチュールアトリエの職人技を駆使して、シャネルが年に1度発表する最高に贅沢なプレタポルテ(既製服)、メティエダール・コレクション。毎回ショーの開催場所も話題になるこのコレクションですが、今回はアメリカ・テキサス州の都市ダラスが選ばれました。アメリカを代表する高級百貨店ニーマン・マーカスの本拠地であるダラスには、1950年代にココ・シャネルがニーマン・マーカス賞を受賞するにあたって訪れたことがあり、今回のコレクションにも当時の雰囲気をしのばせるような演出が施されていました。シャネルのクラシカルなスーツやドレスに、カウボーイの聖地であるテキサスらしいモチーフを散りばめ、おしゃれで楽しいスタイルに仕上げていました。


◆ヴァレンティノ上海コレクション

現代のヴァレンティノをトップブランドに押し上げ、世界中から注目を集めているマリア・グラツィア・キウリとピエールパオロ・ピッチョーリのデュオ。2013年12月には、上海に新しく出来たフラッグシップショップのオープニングにあわせ、初めて公式に中国・上海を訪れ、「ヴァレンティノ シャンハイ」と名付けたスペシャルコレクション・ショーを開催しました。メゾンを象徴するカラーであり、また中国ではラッキーカラーとして親しまれている「レッド(赤)」一色だけで表現したこのコレクションは、ローマにあるヴァレンティノのオートクチュールアトリエが全て手作業で仕上げた作品数点に、プレタポルテ、バッグやシューズのアクセサリーも加わった、この日のために作られた特別なもの。未来都市・上海の夜を、情熱的な赤に染めて、メゾン・ヴァレンティノの底力を示してくれました。


◆話題沸騰「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」がやってくる!

20世紀初頭のパリに彗星のごとく現れ、アヴァンギャルドでエキゾチシズムあふれる舞台で人気を博したバレエ団「バレエ・リュス」は、舞踊界の歴史を塗り替えただけでなく、多くの美術家やファッションデザイナーたちに多大な影響を与え、いまだ伝説として語り継がれている。この6月に東京・六本木の国立新美術館で開催が予定されている「魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展」は、そんなバレエ・リュスの魅力を、舞台衣装(コスチューム)の視点から探った本邦初の展覧会。開催に先駆け、今号では「バレエ・リュスって何?」をテーマにした“誌上プレビュー”を特別実施。また、ココ・シャネルとバレエ・リュスとのラブ・ストーリーも。


◆プレタからクチュールへ ~ジャンポール・ゴルチエのクリエーション~

パリ・オートクチュール・コレクションに1997年より参加しているジャンポール・ゴルチエ。今ではすっかりオートクチュールの“顔”となっている彼だが、その輝かしいキャリアは70年代末のプレタポルテ・デビューから始まった。美容師の家庭に生まれ育ち、幼い頃から絵を描くのが得意で、パリのレビューの華やかな舞台に強い関心を抱いていた少年が、ピエール・カルダンに認められたのを機にモード界に入り、イヴ・サンローランに憧れ、自らブランドを立ち上げてから早30年余。常にパリ・モード界のトップに君臨し続け、2015年にはパリのグラン・パレで大規模なアーカイブ展開催を控えたジャンポール・ゴルチエの輝かしいクリエーションの軌跡を、今号では「プレタポルテからオートクチュールへ」をテーマに、あらためて振り返っています。


ほかにも「バックステージ・ビューティリポート」「オフ・ザ・ランウェイリポート」など、おしゃれ好き、装い好き、美しいもの好きにはたまらない、永久保存版の1冊です。

(2014年2月21日発売、A4変型、188ページ・オールカラー、1,400円)



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