MODEetMODE(モードェモード) No.367

2014年4月21日発売 / モードェモード社
紙版 : ¥1440

No.367 内容紹介


モードェモードNo.367では、2014年2月から3月にかけ
パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク各都市で行なわれた
14-15秋冬プレタポルテ・コレクションから114ブランドを厳選し、
臨場感あふれる誌面でご紹介しています。


No. 367 の主なコンテンツ
(表紙:クリスチャン・ディオール)


◆14-15秋冬トレンド・エクスプレス
パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨークの各都市で発表された新作コレクションから、来たる秋冬シーズンに向けてのファッショントレンドを分析し、お伝えします。

◆14-15秋冬パリ・プレタポルテ・コレクション
ニコラ・ジェスキエールによる新生ルイ・ヴィトンをはじめ、今シーズンも世界の注目を集めたパリ。広大な敷地に再現した巨大なショッピングセンターを舞台に、ポップな新作を披露したシャネル。マンハッタンのキャリアウーマンを想わせるシャープなスーツやスポーティなドレスを、テクノな色使いと素材で一新したラフ・シモンズによるクリスチャン・ディオール。60年代ローマのポップアーティストの作品にインスパイアされたマリア・グラツィアとピエールパオロによるヴァレンティノ。また、アルベール・エルバスによるフレンチシックを極めたランバン、エディ・スリマンの描くシャープな新時代のサンローラン、パリで初のアーカイブ展を開催し、大好評を博したドリス・ヴァン・ノッテンほか、トップ40ブランドが登場します。

◆14-15秋冬ミラノ・コレクション
素材選びと仕立て技術におけるレベルの高さでは、他の都市の追随を許さないミラノ。今シーズンは「新しい使い方で見せるリッチなファー」が大きな特徴でした。赤に黄、紫など、あえてバッドテイストな配色でムートンのファーコートの上に幾何学模様をプリントしたプラダ。老舗ファーメゾンらしい最高級毛皮を、ミリタリーとフューチャーの2つのテイストで表現したフェンディ。マルニはスポーツテイスト、エミリオ・プッチはフォークロア調に、ファーをたっぷり取り入れたコレクションを展開。また、パステルカラーで60年代スタイルを刷新したグッチ、森の動物のパッチワークでおとぎ話のヒロインを出現させたドルチェ&ガッバーナ、NYのデザイナー、ジェレミー・スコットによる新生モスキーノなど、注目の33ブランドをご紹介します。

◆14-15秋冬ロンドン・コレクション
創業120周年を迎えたダックスがシーズンの幕開けを告げたロンドン・コレクション。メアリー・カトランズやジャイルズ、ハウス・オブ・ホランドなど、若く自由なマインドをもったインディペンデント系デザイナー達が活躍する一方で、ケリングの傘下に入ったクリストファー・ケーン、LVMH系ブランド「ロエベ」でのデビューを来季に控えたJ.W.アンダーソンと、強力な後ろ盾を得てさらなる飛躍が期待されるデザイナー達まで、個性豊かな顔ぶれが興味をそそります。この街にこだわりながらアメリカ的なカルチャーも忘れないトム・フォード、今やCEO(最高経営責任者)も兼任しているクリストファー・ベイリーによるバーバリー・プローサム、デザイン・ミュージアムでの回顧展が話題のポール・スミス、ヴィヴィアン・ウエストウッドといったベテラン勢に加え、今シーズンは、レインブーツで有名な老舗ハンターがステラ・マッカートニーの夫をクリエイティブディレクターに迎え、デビューコレクションを発表したことも話題に。

◆14-15秋冬ニューヨーク・コレクション
先シーズンを最後にパリのルイ・ヴィトンを離れ、自身のブランドに注力すると宣言したマーク・ジェイコブスが、メーキャップのファンデーションカラーにインスパイアされた斬新な作品で、今季もニューヨークのキング的威光を放ちました。バレンシアガを兼任して1年、パリとニューヨークの両都市で活躍するアレキサンダー・ワンは、体温を感知して熱を発するサーモリアクティブ素材を使ったモードな冬服を提案。構築的なシェイプに取り組んだプロエンツァ・スクーラー、中世の甲冑やアンティークタペストリーに着想したトリー・バーチのほか、ロゴ入りバッグの大ヒットで、今やファーストラインと肩を並べるほど人気のマーク・バイ・マーク・ジェイコブスは、ロンドン出身の2人の女性、ルエラ・バートリーとケイティ・ヒリヤーをクリエイティブチームに新たに迎え、注目を集めました。

◆バックステージ ビューティリポート
パリコレクションのバックステージから、メークアップ、ヘアスタイリングのメイキング風景をリポート。また、ランウェイからも今年のトレンドになりそうな最新スタイルをクローズアップ。ツモリチサトやドリス・ヴァン・ノッテンの「ナチュラルなウェーブボブ」、サンローランやグッチの「下まつ毛強調メイク」、フェンディやヴァレンティノの「デザインポニーテール」と、すぐにでも真似したくなるようなアイディアがいっぱいです。

◆オフ・ザ・ランウェイ リポート
9日間におよぶパリコレ期間は、オン・ランウェイだけでなく、オフ・ランウェイもおしゃれモードで花盛り。毎回恒例のオフ・ザ・ランウェイ リポートでは、今季も各ショー会場に集まったファッショニスタ達の装いから、読者の皆さんも等身大に楽しめそうな最新の着こなしを紹介。デザイナーに次いで、次なるトレンドを打ち出す立役者であるエディターやバイヤー、セレブ達が、この期間中「何をどう着たか?」に注目することは、今後のファッションの流れをつかむ上で欠かせません。

ほかにも様々なブランドやデザイナーに関するトピックスを満載。プレタポルテ草創期の1960年代より、パリをはじめ世界主要都市のコレクション情報を日本に向け、発信してきたモードェモードならではの視点で、今シーズンも伝統と革新が拮抗するモードの最前線をお伝えします。

(2014年4月21日発売、A4変型、188ページ・オールカラー)

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