MODEetMODE(モードェモード) No.368

2014年8月21日発売 / モードェモード社
紙版 : ¥1440

No.368 内容紹介

モードェモード No.368
2014-15秋冬パリ・オートクチュール コレクション特集


7月6日からの5日間に26のショーが開催された
パリ・オートクチュール コレクション。
モードェモード最新号では、選りすぐりの14メゾンを
豊富な誌面でご紹介しています。
また、同時期に開催されたヴァンドーム広場界隈のハイジュエラーによる
最新作を9月のビエンナーレに先駆け、お届けします。
この上なく美しい夢の世界を、優雅な気分でお楽しみください。

MODE et MODE No.368 AUTOMNE / OCTOBRE
2014年秋号/10月号/No.368

主なコンテンツ

(表紙:シャネル)

◆14-15秋冬パリ・オートクチュール コレクション
今季のパリ・オートクチュール コレクションは開催期間が6日間に拡大され、はじめの5日間に26のファッションブランドがショー形式で、最後の2日間には、8つのハイジュエリーメゾンと、6つのオートクチュールアトリエが展示会形式で、それぞれ新作を発表しました。2014年7月現在、サンディカ(パリ・オートクチュール組合)の正会員は15、賛助会員は6、招待メンバーは11、と総計32メゾンがリストアップされていますが、現実には、毎回コレクションを開催しない者や、プレタポルテに近いプレタクチュールを発表する者、シーズン違いの作品を発表する者など、混沌たる状態にあり、長らく“モードの最高峰”をかかげてきたパリ・オートクチュールの威厳が損なわれつつあります。本誌では、時代と共に変化するモード界の実況をとらえた上で、「伝統と革新」をキーワードに14メゾンの新作コレクションを厳選しました。シャネル、ヴァレンティノ、ゴルチエ、ディオール、アルマーニらお馴染みのコアメンバーに、ヴィクター&ロルフやジャンバティスタ・ヴァリら人気デザイナー、今年から新しくなったスキャパレリ、ロシアの新星ウリヤーナ・セルギエンコらも加え、たっぷり見ごたえのある美しい誌面で、進化するオートクチュールの世界をお伝えします。


◆魅惑のハイジュエリー~プレ・ビエンナーレ編~
パリ・オートクチュール期間にあわせて発表されたハイジュエリーの最新作。そのほとんどが、今年9月にパリで行われる2年に一度の祭典、アンティーク・ビエンナーレに出展が予定されているものでした。今年の傾向としては、デザインはもとより、それ以上に、素材となる宝石そのものの価値が非常に高いものが多く、これもビエンナーレでの注目度を意識してのことと思われます。本誌では、カルティエやブシュロンの“グランサンク”と呼ばれるメゾンを中心に、宝飾界きっての人気ブランドによるコレクションの一部をいち早くご紹介します。


◆シャネル・クルーズコレクションinドバイ
シャネルが毎年5月に世界各地からピックアップした都市で発表するクルーズコレクション。今回は“アラブ首長国連邦の真珠”と称されるドバイを舞台に選びました。乾いた砂漠にそびえたつ、世界一の高層ビル“ブルジュ・ハリファ”をはじめとする近代的なスカイスクエイパーが、ドバイという海岸沿いの小さな街を特別な“未来都市”にしています。この街にかねてから興味を抱いていたというカール・ラガーフェルドが新作に込めたイメージは「万人のイメージする“理想の東洋”」でした。ゴールドに光り輝くマシュラビーヤ装飾のモダンな宮殿をこの日のためだけに作り、ハーレムパンツやモザイク柄のプリントなどアラビアの伝統をふまえながら、シャネルだけのオリジナルなアイディアにあふれた、オリエンタルスタイルが誕生しました。ヘアメイクも含め、トータルな着こなし提案に注目です。

◆クルーズ&プレスプリング・コレクション
シャネルに触発され、いくつかのビッグブランドのクルーズコレクションも今年は海外に発表の場を移しました。ラフ・シモンズのディオールはマンハッタン島からブリッジを渡ったニューヨークの最先端エリア、ブルックリンでショーを行ないました。ニコラ・ジェスキエールのルイ・ヴィトンはアルベール大公&シャルレーヌ公妃ご夫妻の歓迎を受け、モナコで初めてクルーズ作品を発表。ミウッチャ・プラダのミュウミュウは、いつもパリのプレタポルテのショー会場に使うプラダ所有のイエナ宮に、豪華なゲストを招いてコレクションを披露しました。いずれもセレブが集う、エクスクルーシブなムードの中で、来年春のトレンドを先取りするものとなりました。

◆ジャンポール・ゴルチエ、クリエーションの軌跡
本誌の2014春号(No.366)で好評をいただいたフラッシュバック企画「ジャンポール・ゴルチエのクリエーション」を、今号でも引き続きご紹介します。前回は、1976年にデビューしたゴルチエが、パリ・プレタポルテ界のトップスターとして数々のエポックメイキング的作品を披露し、オートクチュールに待望のデビューを果たすまでの20年間を取り上げましたが、今号ではオートクチュール参加以後、ゴルチエがデザイナーとしての真価をさらに発揮していく04-05秋冬までのコレクションをフラッシュバックします。オートクチュールでしかできない芸術的な技に、ゴルチエの豊かな創造性と、パリらしい小粋さとエレガンスにあふれた傑作の数々をお楽しみください。


ほかにも、オートクチュールコレクションの舞台裏をレポートした「バックステージ・ビューティ」、ショー会場に集まったセレブやエディターたちのおしゃれな着こなしを紹介する「オフ・ザ・ランウェイ・リポート」、ファッションにも関連の深い映画や展覧会のカルチャー情報など、豊富な話題をお届けする充実の1冊です。

(2014年8月21日発売、A4変型、196ページ・オールカラー、1,440円・税込)

                      

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