Pen(ペン) 2015年10/15号

2015年10月1日発売 / CCCメディアハウス
紙版 : ¥650

2015年10/15号 内容紹介

【特集】天才写真家75年の軌跡 切なくて、アラーキー

「浮世絵の河鍋暁斎が、画鬼って名乗ったじゃない。アタシは写真の鬼だから、写鬼アラーキーなの」
75歳を迎えた天才写真家は、今日も絶好調だ。
早朝にベランダから空を撮り、朝食を撮影。寝室で個展のタイトルや題字を筆でしたためる。
午後になると都内のスタジオでモデル撮影を行い、夜にはキュレーターやマスコミと打ち合わせ。
土日は自宅にこもり静物の作品撮り。休みはない。
その作品は思わず目を背けたくなるようなものやあまりの美しさに吸い込まれそうなものもある。
生と死、静けさと猥雑さ、狂気とユーモアが潜むアラーキーの力強い作品は、我々の目に焼き付き、その裏側にある「切なさ」がいつまでも記憶に残る。


時代からはみ出し、疾走するアラーキー
原点ともいえる、電通時代のスクラップブック
歴史を変えた傑作を、アラーキー自ら解説。
さっちん(1964年) わが愛・陽子(1976年) 荒木経惟の偽ルポルタージュ(1980年)
東京物語(1988年) 愛しのチロ(1990年) センチメンタルな旅 冬の旅(1991年) …ほか
作品展示と出版物で振り返る、75年の人生。
異なるカメラを自在に操る、複眼的な撮影法。
ますますパワフルな仕事ぶりに、密着取材!
8つのテーマで撮り下ろした、珠玉の最新作。
KaoRi 怪楽園 右眼墓地 ネガエロポリス アートの秋 KaoRi 淫夏 育子姐さん
天才写真家の魅力をひも解く、15人の証言。
| 鈴木砂羽 女優 | 竹中直人 俳優/映画監督 | 平間 至 写真家 |
| 園 子温 映画監督/詩人/パフォーマー | 大橋 仁 写真家 …ほか
そして、新宿のスナック「花車」は伝説となった。
死への誘惑が刻み込まれた、近作を体感する。
新作展覧会で、変幻自在の写真に酔いしれる。
淫らで楽しくて心に残る、アナーキー語録。


その他、連載など。

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