Pen(ペン) 2017年1/15号

2016年12月15日発売 / CCCメディアハウス
紙版 : ¥700

2017年1/15号 内容紹介

古代の美を探して、エジプト

謎めく美しさを湛え、古来より人々を魅了してきた古代エジプト文明。
いまなお多くの考古学者を研究に駆り立て、
ピラミッドに新たな空間の存在が示唆されるなど、発見が続く。
そこで本特集では、太古にして新発見に満ちた文明の最前線を紹介。
5000年前に肥沃なナイル川沿岸で起こった農耕文明は、
川の氾濫を予知するために天体を観測し、暦や幾何学を発展させた。
そのたぐいまれなる技術力が、ピラミッドや神殿といった巨大建造物、
精緻な工芸品や文字を、いまの私たちに遺したのだ。
しかしこの文明の魅力は、壮麗な遺跡や豪奢な王家の品々にとどまらない。
研究によって解き明かされてきた人々の営みは、
壮大ながら思わず共感するドラマに満ちている。
古代エジプトの研究が専門の考古学者、河江肖剰さんを案内役に、
悠久なる美を発見する旅へ出かけようではないか。


エジプトはなぜ、時も国も超え人を魅了するのか。
師弟で語らう、ピラミッド研究のこれから。
クフ王のピラミッドは、どこまで解明されているか。
宗主国の宝探しが、考古学へと昇華するまで。
謎に一歩ずつ近づく、エジプト研究最前線。
人類最長の文明、3000年の道筋をたどる。

歴代の王の偉業を、時代別に読み解く。
第4王朝 スネフェル、クフ、カフラー、メンカウラー
第18王朝 トトメス1世、ハトシェプスト、トトメス3世
第18王朝 アクエンアテン(アメンヘテプ4世)、ツタンカーメン(トゥトアンクアメン)
第19王朝 ラメセス2世

壁画や遺跡から見えてくる、人々の暮らし。
古代の暦や医療や社会の仕組み、一問一答。
これだけは知っておきたい、35のキーワード
ロゼッタ・ストーンが開いた、文明解読への扉。
永遠の来世を信じた、エジプトの信仰と神話。

名ミュージアムが誇る、古代の至宝はこれだ。
エジプト考古学博物館/大英博物館 /ルーヴル美術館 /メトロポリタン美術館 /ベルリン新博物館

人の手になる太古の美を、次世代に伝えたい。
その栄光と輝きは、いまも世界中に刻まれる。

その他、連載など。


Pen(ペン) の最新号・バックナンバー

カテゴリー